障がい福祉サービス
障がい福祉サービスには、個々の程度が様々ですのでそれに応じたくさんの種類のサービスが存在します。
すべてをここでお話しすると長くなってしまい、必要な情報を探すのが大変だと思いますので、ここではスタートラインがおこなっています自立訓練がある「訓練・就労系」についてお話をしていきたいと思います。
「訓練・就労系」には大きく分けて4種類になります。
自立訓練
障がいのある方が自立した生活を送ることができるように、日常生活で必要なさまざまな能力の維持や向上のサポートをおこないます。
就労移行支援
一般就労を目指す障がいのある方へ、就職に必要な知識やスキル向上のためのサポートをおこないます。
就労継続支援B型
障がいのある方で、一般企業に就職することに対して不安があったり、就職することが困難な場合に、雇用契約を結ばずに生産活動などの就労訓練をおこなうサービスです。
雇用契約は結ばないため、作業したことに対する成果報酬として工賃が支払われます。
就労継続支援A型
障がいのある方が、雇用契約を結んだ上で一定の支援がある職場で働くことができるサービスです。
就労を目指している方で現状すぐには難しいといった方は、これらの障がい福祉サービスを利用することでサポートを受けることができるようになります。
市区町村の障がい福祉課でご相談いただき紹介を受けていただくか、ご自身で興味のある施設を探し見学などを経て施設の方と共に申請手続きを進めていただくこともできます。
どういった方がスタートラインを利用するの?
対象の方は、発達・身体・精神と様々ですが、今回は精神の方を例にとって説明をしていきます。
引きこもりになっている方が「現状をどうにかするために働こうと思っている」というケース。
就労を目指そうとされたとき、スキルの習得が可能な就労移行支援に目が行きがちです。
しかし、なにをやりたいか決まっていないままとりあえず訓練を始めることは心理的にも負担になりますし、続けていくことはとても大変なことになります。
スタートラインでは、個々の現状にもよりますが
- 日中活動をする
- 生活のリズムを整えていく
- やりたいことを見つける
を基本方針に通所いただくことになります。上記の3つがみなさんのスタートラインになります。
そして、ゴールはやりたいことを見つけることです。
スタートラインでは、生活のリズムを整えるためのアドバイスはもちろん、やりたいことを見つけていただくために様々なことをご体験いただけるようにプログラムを用意しています。
例えば映画観賞。ただし見るだけで終わらないように、グループワークで感想を話したり聞いたり。話すのが苦手な人は始めは聞くだけでも大丈夫。
就労した際に、同じ職場の方とコミュニケーションを取ることも必要になりますので、趣味の話や日常会話などは続けていくために非常に大切な要因と言えます。様々なことを体験し、たくさんの情報を収集し、どんどん視野を広げていってもらいたいなと思っています。
引きこもりがちになっている方に、いきなりの職業訓練は少し早いかなと。
スタートラインで、毎日決まった時間に通所することができるようにリズムを整えて職業訓練に臨むことができるように準備をしていきましょう。
いきなりは難しいと思いますので、ますは週1回から少しづつ新しい生活に慣れていただき、徐々に日数や滞在時間を延ばしていくことで無理なくステップアップしていただけます。
自立訓練以外のところも見てみたい
スタートラインでは、施設周辺の就労移行支援事業所やB型事業所、A型事業所と親しくさせていただいていますので、他の施設のご紹介をすることもできますのでご安心ください。